干し柿の白い粉は何？

購入した干し柿も、自分で作った干し柿も、柿の周りに白い粉で出ている事があります。須田青果園の干し柿にもこの白い粉があります。また、店頭には白い粉のない干し柿もあります。この粉はいったいなんだろうと思う方もいるかもしれません。

干し柿の白い粉の正体は「柿霜」

冬の山形はとても寒いです。また、干し柿が腐らないように湿度の調整を綿密に行い乾燥した状態で吊るします。こうして天日干しをしている間に糖分が出て来て白い粉となります。 この糖分である白い粉は「柿霜」と呼ばれています。 柿由来の糖分ですから、食べても体には全く悪影響がありません。むしろ甘みがある証拠だと言えるでしょう。 なかにはこの白い粉を落としてから食べたほうがいいのでは？と考える方もいるかもしれませんが、そのままお召し上がりください。 （仮にカビが生えた場合は青い色に変色します。もし心配な場合は匂いを嗅いでみて確認するといいでしょう。）

干し柿についている白い粉はおいしさの証

ご自分で干し柿を作られますと、白い粉がふかないかもしれません。それだけ湿度の管理や天日干しの調整は難しいのです。
白い粉があればあるほど美味しい干し柿と言えるかもしれません。特に購入する時や自分で干し柿を作り食べるタイミングを考えている場合には参考にしてください。 この糖分は砂糖ではなく、ブトウ糖と呼ばれるものです。体内に摂取する事で脳の働きを高めてくれる効果があります。